正しい向上の方法

 多くの人は向上心を持って生きることが大切だと子供の頃に教わった。なぜ向上することが大切なのか。向上すればどんな良いことがあるのか。そしてどのようにすれば向上するのか。今回はこのあたりをテーマに書いてみた。

 私は激しく向上したこともあれば激しく堕落したこともあるので、どちらの経験も踏まえた上で言わせてもらうと、向上する生き方を選んだ方が何倍も楽しかった。堕落する生き方は惨め極まりなかった。つまり私にとって向上する理由は、楽しいからであって惨めな状況になりたくないからだ。

 向上することが大切な理由は他にもある。向上しなくなると人は愚痴っぽくなる。愚痴が多い人のそばには誰も近づきたくないから、必然的に人が離れていく。人が離れるとチャンスが減るので、ますます向上しなくなってさらに暗い人生になるという悪循環に陥る。これはやはり避けたい。

 では向上すればどんな良いことがあるのか。まずは人生のステージが上がってレベルの高い人達と出会うことができる。その結果収入にも恵まれて幸福を感じやすくなる。出会う人に幸福を分け与えることができるのでさらに幸福になる、という好循環に入る。

 私は大学生の頃に堕落してしまい、20代の10年間くらいはうまくいかない人生を送ってしまった。しかし、30代から徐々に向上するようになって今はおかげさまで好循環の人生を送れるようになった。毎日が充実していて好きなことばかりする楽しい日々を過ごせている。

 では、どのようにすれば向上するのか。答えはシンプルで、学問をすることだ。学問をすれば人生が向上し、学問をしなくなれば堕落する。福沢諭吉は「学は光、無学は闇」と言った。その通りだと思う。学生であれば目の前の勉強を一生懸命にやることだろう。社会人であれば仕事の勉強をすることが学問にあたる。嫌いな勉強や興味の持てない勉強を無理にする必要はないが、自分が興味を持てる分野をトコトン勉強することで必ず向上していける。

 さらに言うと、受験や仕事に関わる勉強だけでなく、もっと視野を広げて学問をしていくと、人生に深みが増していく。こうなると学問が楽しくなり、意識しなくても一生向上していける。勝手に人やお金に恵まれ、幸運のスパイラルに乗っかることができるので、受験や仕事以外の勉強をするのもおすすめだ。

 どのように勉強するのか。これは本屋で本を買って勉強すれば良い。受験生であれば受験コーナーに行って参考書や問題集を買って家でやる。料理人であれば料理の本や接客の本を買って読む。管理職の人であればマネジメントの本を買って読むなど、本屋に行けば勉強する材料はいくらでもある。さらに受験や仕事とは無関係な小説を買ったり趣味の本を買えばより向上しやすくなる。

 人間は常に成長欲求と退行欲求とのせめぎ合いの中で生きている。成長するのは楽しいけどキツイ。退行するのは楽だけど惨めになる。この葛藤に打ち勝てば向上し、負ければ堕落するわけだ。ずっと勝ち続けるのは難しいので、時に退行するのは仕方ないが、やはりトータルでは勝っていきたい。

 最後に、一足飛びに向上することを考えず、今よりも一段上を目指して努力することが挫折しにくく幸運を呼びやすいと付け加えておく。

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